【タイトル】
走れメロス(5)【本文】
走れメロス 今回が最終回です。 テーマは、「シラーと太宰との比較から、主題を読み解く」 まずはシラーの「人質」という作品を読む。 すると、のっけから「?」という生徒達。 それもそのはず、メロスの元ネタですから。 もしかして〇作!?パ〇り!?という疑念を抱いたところで、 「両者の違いを見つけましょう」という授業の展開に。 つまり、違いにこそ太宰の主題が込められているはずだということです。 最後は走ることが何を象徴しているのか考えました。 以下はそのある一コマです。 F「あ、私わかっちゃった。これしかない」 「え、Fさんわかったんですか?」 F「訳の分からない大きな力に引きずられるんでしょ? 愛よ、愛」 「引きずられるような愛のご経験が……?」 F「それはないけど」 別の日…… M「これは、平和ですね」 「どうして?」 M「訳の分からぬ大きな力ってあるから、平和のために苦労してやり遂げようとする、というか」 まわり「あーーわかるかも」など 「引きずられるの?」 M「……あれ?いや、さっきまでそうだと思ってたんですけど……。あれ?」 また別の日 「理想ですかね」 「どうしてそう考えたの?」 「人間が生きていく中で、守らなくちゃいけないものっていうか。それに振り回されることもあるけど、大事なもの」 「尊厳みたいな」 「なるほどねえ」【添付ファイル】
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