【タイトル】

和牛給食・真鯛給食

【本文】

なぜ、黒毛和牛や愛媛県産の真鯛等の高級食材を給食に出せるかというと…  新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴うインバウンド(※日本を訪れる外国人観光客による日本国内での消費活動を指す観光用語)需要の減少や輸出の停滞等により、和牛や高級魚類の在庫が大幅に増加しているなど深刻な影響が生じているためです。これを解決するため国では、学校給食提供推進事業及び外食産業や観光業(いわゆる「go to~」)等と連携した販売促進事業を実施しています。  東京都においても「和牛肉や国産魚介類の学校給食提供及び食育推進事業」を実施する旨の通知がありました。  このため、江東区立の小中学校でも国の助成金により、無償で黒毛和牛や愛媛県産の真鯛等の高級食材を給食に出せることになりました。なお、あくまでも“外食”ではなく“学校給食”であることを意識し“学校給食らしい料理として生徒に提供すること”と条件がついています。  本校では、スタディサプリでアンケートをとり、生徒のみなさんに献立を決めてもらいました。また、2週間程から給食掲示板に特集を組み、当日は全クラスに教室掲示用の掲示物を配布しました。      なぜこの2択にしたかというと、どの料理も一度、別な素材ですが給食室で調理したことのあるもので、かつ美味しく調理できると確信があるからです。かつ、黒毛和牛は取り扱ったことがないので、お肉屋さんに相談して給食調理向きな部位と切り方でオススメの調理法を聞きました。  アンケートの結果を受けて、黒毛和牛は牛丼、愛媛県産鯛は鯛めしに調理することに決定しました!また、鯛めしの日は鯛の天ぷらも提供しました。           お肉屋さんが、牛丼にするなら、もも肉をそれに見合った切り方で納品しますよ。と言ってくれたので煮込んでも存在感たっぷりの黒毛和牛のもも肉が納品されました。           産地証明書もついていました。本校は仙台牛! こんなに多くの和牛を給食に使うなんて、今後二度と無いと思います。レシピは料理研究家、土井善晴さんのもの。濃いめにとったお出汁に肉も野菜も一気に入れて、アクをこまめにとって煮ていきます。 時々返して、味を馴染ませます。素材の良さが引き立つ、上品な味付けに全校が舌鼓を打ちました。     2/17(水) 黒毛和牛の牛丼、鶏肉のすまし汁、ゆで野菜辛子醤油、牛乳   揚げ物のように見えますが、これは真鯛のあらで出汁を取って いるところです!あらは、生臭さを消すために、焼き目がつく までこんがり焼いてから昆布出汁に入れて1時間以上煮込むこと で、濃厚な出汁が取れます。朝イチでこの作業をし、冷まして からお出汁で鯛飯の炊飯に使いました。 鯛の天ぷらは、学校給食では今後お目にかかれ ないであろう70g規格です!肉厚で脂が乗って おり、給食とは思えないクオリティでした。   2/19(金) 愛媛県産真鯛の鯛飯、同左真鯛の天ぷら、ゆで野菜出汁醤油、お麩のすまし汁、牛乳


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